民家で70代夫婦がポリ袋かぶり死亡、妻の病気苦に無理心中か 大阪・枚方
4日午後1時半ごろ、大阪府枚方市須山町の民家で、この家に住む無職男性(74)と妻(70)が、いすに座ってポリ袋を頭にかぶった状態で死亡しているのを、通報で駆けつけた大阪府警枚方署員が発見した。
室内から遺書らしきものが見つかっており、同署は無理心中を図った可能性があるとみている。
同署によると、男性は1階のダイニング、妻は1階の和室で見つかった。2人がかぶっていたポリ袋は密閉するように首元で結ばれ、目立った外傷はなかった。
妻はがんを患っており、4日に病院に行く予定だった。連絡が取れないのを不審に思った息子(44)が民家を訪れて2人を発見、110番した。
遺書は男性が死亡していたダイニングのテーブルに置かれ、妻の病気や、知人や家族への感謝の言葉が書かれていたという。
(産経新聞 01/04 19:55)