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12名無しさん@Next2ch:2015/11/29(日) 15:18:46.01 ID:+bLglhtC

介護殺人や心中、98年以降550件 実態さらに多い?

公開:2012/03/19 12:08 更新:2015/09/07 20:02 神奈川新聞

介護疲れなどを理由に、60歳以上の高齢者が家族に殺害されたり心中したりする事件が1998年から14年間に全国で
少なくとも550件発生、558人も命を落としていることが、18日までに日本福祉大学(愛知県)の湯原悦子准教授
(司法福祉論)による調査で分かった。
介護保険制度が導入された 2000年は39件だったが、06年以降は年50件前後で推移。
原因が明確でない心中事件などは除外しているため、湯原准教授は「実態はさらに多いのでは」とみている。

高齢者に限定した「介護殺人」の公式統計はなく、湯原准教授はインター ネットの新聞データベースサービスから全国紙
や地方紙計30紙を指定し、「介護・殺人」「介護・心中」などのキーワードで検索。
被害者が60歳以上 の死亡事例を抽出した。

それによると、被害者の73・5%が女性で、加害者の73・2%が男性。
加害者も60歳以上の“老老介護”のケースは58・0%に上った。
「殺人」が54・ 3%と半数を占める一方、「心中」は15・9%。
身体的虐待の結果とみられる「傷害致死」は13・3%で、加害者の申し出に被害者が同意する「承諾殺人」や被害者に
頼まれ殺害する「嘱託殺人」も計10・6%あった。

加害者別では、「夫」による犯行が34・2%と最も多く、次いで「息子」が 32・9%。09年以降は夫が息子を上回った。

被害者は33・9%が「妻」で、32・8%が「実母」。年齢別では、80歳以上 が43・4%を占めた。
特に09年は90歳以上が15・7%、11年は18・0%に上り、湯原准教授は「高齢者世帯の増加に伴い、在宅介護の長期化
で介護者が疲弊し、事件に至るケースが多いのでは」と分析する。

県内では、14年間で計37件、被害者は37人。加害者のうち男性が31人 (83・8%)、被害者は29人(78・4%)が女性、
“老老介護”だったのは25 件(67・6%)と、いずれも全国平均を上回った。

このデータについて、湯原准教授は「新聞報道を基にしており、全てではな い」と指摘する。
心中事件など、報道の段階で介護が原因と断定されないケースは除外しているためだ。

厚生労働省は06年施行の高齢者虐待防止法に基づく調査で、介護をめぐる死亡事例を公表。
10年度は全国で21件あったが、昨年1月に横浜市栄区で認知症の妻(81)を夫(85)が殺害した事件は「虐待に
当たらない」(横浜市) として対象になっておらず、こちらも全体像は捉え切れていない。

湯原准教授は「介護保険は歯止めになっておらず、行き詰まる介護者は今後も増える。事件防止のため、公的機関が
実態把握を行うべき」と強調している。

http://www.kanaloco.jp/article/46272


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