螺旋のエンペロイダー Spin3.
著者/上遠野浩平 イラスト/巖本英利
定価/(本体610円+税)2015年12月10日発売
『ブギーポップ』の上遠野浩平が放つ螺旋の物語、第三弾!
すべてに背かれる虚宇介の選択する道とは――。
人として生まれることは、それ自体が呪いよね? 親を選べないし、場所を選べないし、運命を選べない。
どんなに裕福だろうと、悲惨だろうと、それらはすべて自分の選択ではなく、押しつけられた借り物の未来。
たとえそれが世界をその手に握る皇帝となる継承であっても、結局はまがい物のエンペロイダーになるだけ。
そうでしょう? 才牙虚宇介……呪われし我が息子よ――奇妙な能力を持つ子供たちが集められたNPスクールに忍び寄る破滅の影。
理不尽な命令に分裂しそうになる彼らに虚宇介は「僕がなんとかする」と宣言するが、それは彼を奈落の底に誘う危険な罠だった。
すべてに背かれて、遂には己自身さえ信じられなくなったとき、少年が遭遇したのは真実の絶望か、それとも虚偽の栄光か……?
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