神奈川県教組委員長を務めた経歴を持つ教育評論家の小林正氏は、「歴代の委員長はメディアなどの目も意識して、慎重な行動をする人がほとんどでした」と指摘。「日教組の歴史の中で、これほど不名誉なスキャンダルが明るみに出たのは初めてで組織はここまで堕落したかとの思い。道徳や倫理を守り、組員を指導していくべき組織のトップが『労働貴族』のレッテルを貼られかねない異常事態」と語る。
「昭和30年代、日教組の組織率は85%に上り、教員のほとんどが組合員という時代があった。最近ではその比率は25%にまで低下した。今回のスキャンダルはこの状況に追い打ちをかけることは間違いなく、組織のイメージダウンは避けられない」(小林氏)
岡本氏はどう答える?