He sold a $40 printer. Then he was sued in Indiana for $30000. ------------ Indianapolis Star-2016/06/06
The printer's buyer was Gersh Zavodnik, a 54-year-old Indianapolis man known to many in the legal community as a frequent lawsuit filer who also represents himself in court. The Indiana Supreme Court said the "prolific, ...
マサチューセッツに住むDoug Costello(ダグ・コステロ)さんが、中古の白黒プリンターをネットサイト「craigslist」を通じて他人に40ドルで売ったところ、このプリンターを購入した男性から3万ドルの損害賠償請求訴訟を起こされ、大変な状況に陥っていることが明らかとなった。
ダグ・コステロさんがこのプリンターを売って訴訟を起こされたのが2009年で、以降、既に裁判は6年半に渡って継続し、その間にダグ・コステロさんが弁護士に支払った費用は1万2000ドルにも達している。
ダグ・コステロさんからプリンターを購入し、裁判を起こしたのは、Gersh Zavodnik(ガーシュ・ザヴォドニク)というウクライナからの亡命者で、現在、インディアナ州に在住している男性となる。
訴状によると、ダグ・コステロさんが送ってきたプリンターには、部品が欠損しており、その部品を自腹で支払ったことは不当だとして、ダグ・コステロさんを訴えたとしている。
このガーシュ・ザヴォドニクという人物、一般には知名度はゼロとなるが、些細なことでも裁判沙汰にしてしまうことで、米法曹会では、超有名人となる。
そしてそのほとんどがオークションサイト絡みトラブルとなっている。
しかし、ここで不思議に思うのは、40ドルの中古のプリンターの訴訟で1万2000ドルもの弁護士費用を支払う位なら、多少損はしても新品のプリンターで交換を申し出た方が、マシではないかということとなる。
そのことは、既に、ダグ・コステロさんも考えたらしく、彼はこれまでに度々、ガーシュ・ザヴォドニクさんにコンタクトを取ることで、法定外での解決の方法を模索してきた。しかし、ガーシュ・ザヴォドニクさんは法定外で交渉を行うことは一切、拒否し、頑なに3万ドルの損害賠償の支払いを求め続けている。
もちろん、米国の裁判制度の元で40ドルの中古プリンターの損害賠償請求訴訟が6年半もかかることはない。
つまり、ガーシュ・ザヴォドニクさんは裁判で負けても、勝つまでこれまで6年半に渡って再三再四に渡ってダグ・コステロさんを相手に訴訟を起こし続けているのである。
更に、ガーシュ・ザヴォドニクさんの裁判にはもう一つの特徴があり、裁判に負ける度に、請求費用を上げてきてるのである。
ダグ・コステロさんは「まるでトワイライトゾーンに迷い込んでしまったみたいです」とこれからも永久に続くかもしれない裁判に、困惑を隠しきれないでいる。
コミュニティーサイト最大手のReddit上では、「こんな話は聞いたことがない」といった書き込みが続いており、訴訟天国と言われている米国であってもこの裁判のケースは極端で例外的なケースであることを示している。