モネのマネ【印象派総合スレ】 #513

513名無しさん@Next2ch:2016/07/24(日) 11:22:27.10 ID:???

カサットの生き方
19世紀後半のパリの美術界で異国の女性画家が認められるのは簡単なことではありませんでした。それを可能にしたのは、カサットの教養と気品を備えバイタリティーにあふれた人間的魅力、そして画家として自立しようという強い意志だったいえるでしょう。カサットは、生涯を独身で通し、最も親しかった姉の死や両親の介護などを乗り越え、その意志を貫きました。また、富豪ハヴマイヤー夫人との友情を育み、夫妻の美術品コレクションのアドバイザーとなって、アメリカの近代美術の発展に貢献するなど、その活動は広がりのあるものでした。本展では、そのようなカサットの人間的な魅力にも迫ります。

女性画家の視点
劇場の桟敷席、ティー・パーティー、暖炉の前での読書、子どもとの穏やかな時間。カサットが描いたのは、19世紀後半のパリに暮らすブルジョワジーの女性たちの日常。彼らと同じ空間で暮らし、同じ時間を過ごした女性画家だからこそ描けた、人のぬくもりや生活の気配が、見る者を画面の中の世界に引き込みます。

ドガとカサット
「私はウィンドウに近寄って、そこに鼻を押し付け、彼の芸術から吸収できる全てを吸収したのです。その絵が私の人生を変えてしまいました。」 エドガー・ドガのパステル画を見て衝撃を受けたカサットは、彼の勧めで印象派展への出品を決意し、革新的な表現を模索するようになります。二人は互いの芸術性を認め合い、影響を与えあったと言われています。近年、謎に満ちた二人の関係に注目が集まっており、2014年には、ワシントン・ナショナル・ギャラリーで「ドガ/カサット」展が開催されました。また、二人の関係を描いたロマンス小説がアメリカで出版され、話題となっています。

ドガとカサット
「私はウィンドウに近寄って、そこに鼻を押し付け、彼の芸術から吸収できる全てを吸収したのです。その絵が私の人生を変えてしまいました。」 エドガー・ドガのパステル画を見て衝撃を受けたカサットは、彼の勧めで印象派展への出品を決意し、革新的な表現を模索するようになります。二人は互いの芸術性を認め合い、影響を与えあったと言われています。近年、謎に満ちた二人の関係に注目が集まっており、2014年には、ワシントン・ナショナル・ギャラリーで「ドガ/カサット」展が開催されました。また、二人の関係を描いたロマンス小説がアメリカで出版され、話題となっています。

同時代の女性画家たち
19世紀後半は、まだ女性の職業画家がとても少ない時代でした。女性たちはエコール・デ・ボザールへの入学が許されず、主に有名画家の私塾で学び、ルーヴル美術館で巨匠たちの作品の模写をして腕を磨きました。本展では、カサットと関係のあった同時代の才能豊かな女性画家たち、フランス印象派のベルト・モリゾ、エヴァ・ゴンザレス、マリー・ブラックモン、アメリカからフランスに渡り研鑽を積んだエリザベス・ガードナー・ブグロー、シカゴ万博女性館の壁画でカサットと競い合ったメアリー・マクモニーズなどを紹介します。

カサットが愛した日本美術
印象派の画家たちが浮世絵から影響を受けたことは広く知られていますが、カサットも例外ではありませんでした。1890年にエコール・デ・ボザールで開かれた浮世絵展で喜多川歌麿や鳥居清長の作品に感動し、女性の風俗を主題とする多色刷り銅版画を制作しました。浮世絵から学んだ平面性や画面構成、形態の単純化を油彩画にもとりいれ、母子を主題とする独自の画風を確立しました。カサットは自身でも浮世絵版画や屏風絵をコレクションしていたことが知られてい


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