私たちは公平と「公正」の概念を幼少期に身につけはじめます。
私たちは皆、平衡の重要性と、不正に逆らう必要性を常に意識しています。
でもその一方で、すべての間違いやすべての偽善(ぎぜん)を
正すことはできないという、日増しに強まってくる意識とも
折り合いをつけていかなくてはなりません。
私たちが心の平穏を保つためには、もっと達観(たっかん)し、気づかぬフリをし、
自分にとって最も重要なことだけに意識を向ける必要があります。
でも今週は、そこまでひどく壊れてはいないはずの何かを直すことによって
いくらかの満足感を得ることができるでしょう。