「誰だってインチキなヒーローより本物の悪党のほうが好きさ」。
作家トム・ロビンスは小説『Villa Incognito』の中でそう言いました。
彼の言うとおりです。それでも大半の人々は、ヒーロー(とヒロイン)が本物で、
悪党がインチキだと分かったほうが嬉しいでしょう。
それに、ちょっとした分類の問題があります。
自分は完全に偉大なる善良な者だと思っている真の悪党たちはいないでしょうか?
しばしばヒーローとして歓迎される人々が、恥(は)ずべき事実を
秘密にしていたと判明することがあるのではないでしょうか?
あなたは今日、自分が誰の味方なのかを確かめる必要があります。