CD73陽性細胞の移植により肺線維化の軽減に成功
https://www.juntendo.ac.jp/news/20200918-01.html
>順天堂大学大学院医学研究科 難病の診断と治療研究センターの
>須藤絵里子グレース 助教、奈良岡佑南 研究員らの研究グループは、
>ヒト皮下脂肪組織から分離したCD73陽性細胞を
>肺線維症モデルマウスへ投与することで肺線維化を軽減することに成功しました。
>肺線維症は免疫異常や薬剤、遺伝子異常などが原因となり、
>肺の間質に線維化が起こる難治性疾患で、ステロイドや免疫抑制剤によってその症状が緩和されるものの、特効薬はまだありません。
>そのため、免疫寛容を誘導する細胞の移植による新規治療法の開発が進められています。
>研究グループは先行研究で、間葉系幹細胞の中でもより免疫寛容の能力が高い“CD73陽性細胞”を発見しました。
>そしてこのヒト皮下脂肪由来CD73陽性細胞を肺線維症モデルマウスへ点鼻投与することによって、
>① CD73陽性細胞が肺組織へのマクロファージの浸潤を抑制し、
>②肺の線維化を抑制する可能性があることを明らかにしました。
凄い画期的な治療法