逃げ若は今回色々とてんこ盛りで面白かった
鎌倉仏教がいかに悪党の間に、いや不穏な世の中に浸透していったかがわかりやすく演出され
頼重がいかにラピュタのファンであるかとか
トリコロール黥面の部下ときたら脳が溶けているのでコーフンするとつい耳から出ちゃうとか
冷静沈着な策士の吹雪がご飯を愛するあまり懐におにぎりをそのまま隠していたかとか
画面に溶け込むパロディあれこれww
その一方、外科医執刀の心得である「鬼手仏心」を思わせるような「鬼心仏刀」なる剣技こそ
軍議の場でも戦争孤児らの心を慮った長寿丸に相応しいなど
物語の芯として大事な部分は手堅く描かれており、読んでいて楽しかった