個人的にとても不可解だったのは、
『私は嫉妬という感情についてよくわからない』(※ママ)と何度も繰り返される自己主張と、
『私が人を傷つけるときは、覚悟を決めて意識的に傷つける』(※要約)という高い自己認識との乖離かな。
描きたい漫画をなかなか描かせてもらえない状況に相手がずっと傷ついていたことを気づけない、
相手が自分に嫉妬していることに気づけない鈍感なタイプの人間に、
「意識的に覚悟を決めて人を傷つける」みたいな高度な客観的行為ができるものかな?
嫉妬は人間にとって大きな感情であると同時に、重要で複雑な心理だよね。
それを理解できない無知で無感覚な人間が、非常に繊細な心理的悪意を自意識しつつ実行することは果たして可能なのだろうか。
もしできるのであれば、「私は嫉妬を知らない」という発言は信用ならないし、
もしできていないならば、「私が人を傷つけるときは、意識的に傷つけている」という発言は虚しいものになるよ。