エンジンオイル漏れには、外部漏れと内部漏れの2つの原因があります。
■■■ 外部漏れとは、エンジンオイルキャップやヘッドカバーパッキン(ガスケット)の劣化によってオイルが外部へ漏れ出すことを言い、燃焼室にオイルが落ちてしまう”オイル下がり”の原因となります。
ちなみにエンジンオイルの引火点は230度前後で、高温になるマフラーなどに付着すると引火をする可能性があり、大変危険です。
車両の下に水溜まりができているのを見たことはありませんか?その水溜まりが、黒い粘着性だったらエンジンオイルの可能性が大です。この外部漏れは、色や匂いでも判断することができます。
■■■ 一方、内部漏れとは、“オイル下がり”に加え、シリンダーとピストンリングの隙間から、オイルパン内のエンジンオイルが燃焼室にあがる”オイル上がり”が原因で発生します。オイル上がりの原因は、ピストンリングの摩耗が主要因です。状態が悪化すると、マフラーから白煙が発生してしまうことにもなります。
この内部漏れは、特に年式の古い車に起こりやすく、オイルの減りが異常に早いというのがひとつのサインです。