チリ人被告 二審は2~3月 仏で筑波大生不明の殺人罪 --------- 2022/10/8
フランス東部ブザンソンに留学していた筑波大生、黒崎愛海さん=当時(21)=が2016年に行方不明となった事件で、同国の司法当局は7日、殺人罪に問われ、今年4月に禁錮28年の一審判決を受けて控訴した元交際相手のチリ人、ニコラス・セペダ被告(31)の二審公判について、23年2月21日~3月10日の間に開かれると明らかにした。二審は一審が行われたブザンソンの北方のブズール重罪院で一審同様、陪審制で審理される。
被告は一審公判で一貫して無罪を主張。検察側は恋愛感情のもつれから黒崎さんを計画的に殺害したとして終身刑を求刑した。判決は被告の計画性を認めたが求刑より軽い量刑とした。
黒崎さんは16年12月、チリからフランスを訪れた被告と夕食を取り、学生寮の自室に一緒に戻った後、行方不明となった。黒崎さんの遺体は見つかっていない。