丸谷才一 Maruya 『女ざかり』 (文春文庫)  DVD 吉永小百合, 津川雅彦,  大林宣彦 (監督)   風間杜夫, 藤谷美紀, 三國連太郎 「あなたのシワが撮りたい #8

85つ星のうち4.0おとぼけしながらシリアスな。 2008年1月13日 形式: :2019/04/23(火) 05:01:48.17 ID:???

5つ星のうち4.0  おとぼけしながらシリアスな。
2008年1月13日   形式: 文庫

  こういう400pくらいある小説は、普段は根気が続かず1日100pずつくらいしか読めないものなのですが、一気に読みきってしまいました。なぜなんだろう、途中で止まれませんでした。

これはなぜかな?と考えてみました。  主人公のように、箇条書きで。

1.登場人物が何故かどの人も憎めない。只悪い人はいなくて、悪いことをする人も「わかる、わかる」とうなずける。

2.途中から謎が謎を呼び、道具仕立てがどんどん大げさで偉い人相手になっていく。なのに、妙に庶民ぽいのりで話は進んでいく。そのギャップがいい。

3.最後までとても勝てなそうな戦いで進んでいくこと。でももちろん勝つのだが、思いもしなかった展開でした。

4.ところどころ、本筋に関係ないけれど、くすりとしてしまう話が湧いている。

うーん、まだまだありそうだけど、すぐに浮かばない。でもこんな感じです。

他の著作も読んでみたくなりました。


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