阪神お家騒動ジャストナウ ポスト金本に落合博満が参戦した!
「金本監督を続投させる方向ではいるんですが…。問題なのは、まずクライマックスシリーズ(以下
=CS)に進出できるかどうか。次にCSの内容、結果次第でしょうね」(球界関係者)
長いスパンとなると、阪神の描くビジョンは「将来は鳥谷政権」だ。しかし、優勝からこれ以上遠ざ
かるなら、何年か先に金本監督から鳥谷敬へ禅譲など、悠長なことは言っていられない。'05年、最
後の優勝に導いた岡田彰布氏(60)の再登板も検討されたが、「待ったなし」として、落合氏の名前が
出てきたのだ。
「メディアでの露出度も増え、辛口の批評を展開しています。阪神に関する指摘も的確で、『藤浪晋
太郎を復活させられるのは落合さんだけ』と言う関係者もいるくらい」(ベテラン記者)
落合氏は「二軍に落としてはいけない選手もいる」と独自の理論を展開。藤浪の不振は「精神面では
なく、技術だ」と、金本体制とは正反対の見方もしていた。「ピッチャープレートの三塁側に立たせ
、右打者の外角低めに投げる技術を習得させるべき」と言う。
「落合氏の優れた野球論、眼力は中日指揮官時代に証明済みです。落合氏の阪神分析が優れていると
いう話は、どうも、矢野二軍監督から出たみたい」(前出・ベテラン記者)
中日監督を退いた'11年オフ、矢野二軍監督と落合氏はテレビ番組の企画で「阪神改革論」を打ち明
け合った。当時、解説者だった矢野二軍監督が注目したのは「鳥谷の起用法」で、三塁・鳥谷、遊撃
・大和(現DeNA)のコンバートを進言していた。大和の潜在能力を見抜いていたのだ。
「'11年オフ、奇しくも阪神も新監督を迎えています。14年ぶりの生え抜き指揮官となった和田豊氏
ですが、シーズン半ばに『続投ナシ』を中日から通達された落合氏には、自ら阪神に売り込んでいた
との情報もありました」(関係者)
その真相はともかく、落合氏のチーム分析力と再建能力は衰えていないようだ。
「オーナーが信頼する矢野二軍監督も一目置いているので、落合氏に再建を託すこともある」(同)
虎ファンは外様には厳しいが、優勝には飢えている。雨の影響で長期ロード明けにも連戦が続くだけ
に、金本監督から進退の相談を持ちかけてくる可能性もある。
トラのオフはまたまた大混乱となりそうだ。