「われわれはプラズマディスプレーでも、そのパネルに合った信号を的確に供給することを努力してきました。
プラズマの場合、0と1の値しかなく、その中で発光を制御して階調を生成するのが大変でした。しかし、そのパネルのクセをつかめば、アジャストは可能でした。その考えを活かしたのです」。
EZ1000は第2世代の有機ELテレビ製品である。その開発では、2015年に発売した現行品「CZ950」(曲面有機EL)に対する顧客の指摘も参考になったという。
「まさに黒の再現性、その中での色の再現にもっと頑張ってほしいというのが、顧客の声でした」。
記者会見で垣間みたEZ1000は、黒と白の両方の階調再現のクリーンさが印象に残った。
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