欧州防衛産業にドイツ排除の動き、対サウジ禁輸措置で
https://jp.reuters.com/article/germany-arms-policy-idJPKCN1QO07K
ドイツが導入した武器輸出規制は、欧州の防衛産業の中で自らを「のけ者」にしてしまう恐れがある。武器開発協力や、欧州共通の防衛
政策育成という自国の野望が台無しになりかねない。
(中略)
ドイツの決断により、英独伊西の4カ国が共同開発した「ユーロファイター・タイフーン」戦闘機48機をサウジに売却する100億ポンド
(約1兆4700億円)規模の取引を含む巨額の軍需品受注が宙に浮いている。また、欧州航空機大手エアバス(AIR.PA)など一部企業
では、自社製品からドイツ製部品を排除する動きがみられる。
ユーロファイター・タイフーンにかかわる英防衛大手BAEシステムズ(BAES.L)は、ドイツによる禁輸措置は自社の業績を圧迫すると
警告。英仏両政府も撤回するようドイツの説得に必死だ。
(後略)