アルゼンチンの中国軍「宇宙基地」、民事利用は本当か
https://jp.reuters.com/article/china-space-station-idJPKCN1PT0AL
中国は、軍管轄の宇宙基地をアルゼンチンのパタゴニア地方に建設する際、16階建ての高さほどある巨大アンテナを備えた同基地の
説明が受けられるビジターセンターを設けると約束した。
現在、同センターは完成しているが、基地の施設全体が高さ2メートル超の有刺鉄線に囲まれている。予約しなければ中に入ることは
できない。
(中略)
契約上、中国は同基地の活動をアルゼンチンに知らせる義務があるが、それが軍事目的に利用されないよう当局が監視する
メカニズムはないと国際法の専門家は指摘する。
「契約文書に何と書かれていようとあまり関係ない」と、中国との大型合弁事業2件に関わったアルゼンチンの弁護士、フアン・ウリブル氏は
言う。「ルールに従って活動していることをどうやって確かめるのか」
中国の宇宙開発は人民解放軍が担っている。パタゴニアにある宇宙基地は人工衛星の管制を担う中国衛星発射測控系統部(CLTC)が
管理する。CLTCは人民解放軍の戦略支援部隊の管轄下にある。
(後略)