特別リポート:アジアにらむ中国ミサイル増強、米空母無力化か
https://jp.reuters.com/article/china-missile-special-report-idJPKCN1S12IX
(前略)
中国のミサイル攻撃能力はすでに米国や同盟国のレベルに匹敵しているか、それを凌駕している──。人民解放軍のミサイル発射実験に詳しい
米軍の現役・退役の将校や台湾、日本、中国の軍事アナリストらはそう指摘し、中国国営メディアの公表資料もそれを裏付ける。地上発射型
中距離弾道ミサイルと巡航ミサイルの一部は、事実上、中国の「独壇場」だ。
中国が躍進を果たした大きな理由は、中距離核戦力(INF)廃棄条約にある。同条約は冷戦時代に核戦争の脅威を避けるため米国とソ連(当時)
が調印、両国は射程500─5500キロメートルの核弾頭、通常弾頭を搭載した地上発射型の弾道ミサイルと巡航ミサイルを廃棄することに
なっている。しかし、同条約に拘束されない中国は、その空白を突いて、このクラスのミサイルを次々と開発している。
(後略)