>>27
16話アバンの後、千反田が廊下で見掛けるのが折木供恵
この時、彼女は十文字事件について詳しく書かれた壁新聞を見て「なるほどね」と呟いています
前年に「夕べには骸に」を買った供恵は当然あとがきも読んでおり、事件を推理するのに「夕べには骸に」が必要なことを理解し、家に取りに戻りました
(なんでそこまでわかるかは考えないでください。彼女は奉太郎をはるかに越える推理力を持つこのシリーズのデウス・エクス・マキナ的な存在なので)
供恵が奉太郎のいる部室に来る前に、2-F委託分が売れて千反田が取りにきたことや朝から通算9部売れたことが説明されているので、供恵が壁新聞を見てから古典部部室に来るまでにかなりの時間がたっていることがわかります
家に取りに戻って、少し探して、もう一度学校に来たと考えるとつじつまが合います
個人的な考えですが、この描写は折木供恵というキャラのものすごさを示し、わらしべプロトコルを供恵で始まり供恵で終わるという形でキレイにまとめるために考えられたのかと思います
また、その折木供恵も認め、新刊を買おうとしていた(だろう)ということで「夕べには骸に」(および書かれなかった「クドリャフカの順番」)への読者(視聴者)の評価を高めることにもつながっているでしょう
長文失礼いたしました