老猫と 日なが一日 ベンチかな (髭)
花見客 俺の寝床で ご宴会(草)
てふてふと 炊き出し並ぶ 昼下がり(髭)
炊き出しの メンバー変わる この季節(麺)
祭りとは 花火の後の 缶ひろい(髭)
俺の血は 栄養ないから 刺さないで(藤)
甲子園 故郷の代表 気にかかる(草)
盆が来る 俺は実家で 仏様(藤)
鰯雲 網で焼いたら 食えるかな(髭)
寝不足と 栄養不足 長い風邪(麺)
軒下で 寝てる自分も 雪化粧(村)
大不況 炊き出し列は 大盛況(村)
白昼夢? 仲間みんなで 鍋パーティー(髭)
駄洒落でも クルシミマスと 言えぬ今(麺)
出初式 元消防団の 血が騒ぐ(村)
北の風 このままいると 北枕(山)
給付金 住まい無い俺 無関係(麺)
期限切れ 残さず食べて エコ活動(村)
腰痛い 病名つければ コンクリ病(草)
五月晴れ 川で洗濯 岩に干し(髭)
炊き出しの 人数で判る 世の景気(麺)
目が開けば 飛び込んでくる 青い空(髭)
ストレスは ホームレスにも 消えぬ日々(麺)
野良猫が 同情してそな 眼をしてる(草)
指さされ あんな大人に なるなよと(藤)
前向いて 歩いたつもりが 後ろ向き(髭)
心掛け 常に下見て 周り見て(草)
空腹で 何もないけど 友が居て(髭)