黛まどか
黛まどかの俳句
ややありて流れはじめし雛かな
シェパードが先に着きたる避暑地かな
兄以上恋人未満掻氷
別のこと考へてゐる遠花火
夜桜やひとつ筵に恋敵
恋人を待たせて拾ふ木の実かな
東京がじつとしてゐる初景色
水着選ぶいつしか彼の眼となつて
祇園会の真只中のポストかな
蛇衣を脱ぎまつさきに家に来る
黛まどか
黛まどかの俳句
ややありて流れはじめし雛かな
シェパードが先に着きたる避暑地かな
兄以上恋人未満掻氷
別のこと考へてゐる遠花火
夜桜やひとつ筵に恋敵
恋人を待たせて拾ふ木の実かな
東京がじつとしてゐる初景色
水着選ぶいつしか彼の眼となつて
祇園会の真只中のポストかな
蛇衣を脱ぎまつさきに家に来る