大阪・関西万博でデモ飛行中の「空飛ぶクルマ」について、日本国際博覧会協会は27日以降の運航を中止すると発表した。26日のデモ飛行で機体の一部が破損したためで、協会は「安全性が確認されるまではデモ飛行を停止する」と説明している。
協会によると、26日午後3時ごろ、会場北西の「モビリティエクスペリエンス」でデモ飛行中だった機体からプロペラのモーターカバー2個が落下した。飛行は無事終了したが、18個あるプロペラモーターの1個とプロペラをつなぐフレームに破損が見られたという。
来場者が自由に見学できるようになっているが、飛行区域はフェンスで立ち入れないようになっており、パイロットを含めけが人はいなかった。目撃した来場者によると、当時は100人ほどが見学しており、異常発生時にはどよめきが起きたという。
協会によると、運航事業者である丸紅が原因を調査中だという。丸紅によるデモ飛行は、6月上旬まで休日を中心に予定されていた。
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万博の空飛ぶクルマ、デモ飛行中に破損 丸紅が運航、当面中止に
丹治翔2025年4月27日 11時49分
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丸紅が披露した米リフト社製の1人乗り機体=2025年4月9日午後4時18分、大阪市此花区、大平要撮