声優 大山のぶ代さん死去 90歳 アニメ「ドラえもん」の声
人気アニメ「ドラえもん」の声で知られる声優で俳優の大山のぶ代さんが、老衰のため先月亡くなりました。90歳でした。
大山のぶ代さんは東京生まれ。
NHKの人形劇「ブーフーウー」のブー役などで活躍し、1979年に民放で放送が始まったテレビアニメ「ドラえもん」では、ドラえもんの声を26年間にわたり担当しました。
頼りないのび太を時にしかりながらも、優しく支えるドラえもんを特徴的な声で演じ、ドラえもんは国民的な人気キャラクターとして親しまれるようになりました。
所属事務所によりますと、大山さんはことしに入って入退院を繰り返していましたが、先月29日、東京都内の病院で老衰のため亡くなったということです。
東京 渋谷 幅広い年代から別れを惜しむ声
大山のぶ代さんが亡くなったことについて、東京 渋谷では、幅広い年代から慣れ親しんだ『ドラえもん』との別れを惜しむ声が聞かれました。
60代の男性は「自分は、大山さんの『ドラえもん』をずっと見てきた世代で、子や孫とも見てきたのでとても残念だ。また、あの声の『ドラえもん』を見たくなりますね」と話していました。
19歳の大学生は「あの声の『ドラえもん』を見ていた世代ではないが、よく知っているし、ネットでも見たことがあります。大事な人を失った感じで、ショックです」と話していました。
また、40代の男性は「驚きましたし、悲しいです。自分にとっての『ドラえもん』は、大山さんの『ドラえもん』で、小さい頃を思い出させてくれる声です」と話していました。
20代と10代の娘とともに取材に応じた50代の女性は、「娘たちはあまり知らないかもしれないが、私たちにとっては『ドラえもん』といえば大山さんです。ひとつの時代が終わったようで悲しいです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241011/k10014607281000.html
2024年10月11日 15時27分