スイス「安楽死カプセル」使用費は3200円…再燃する自殺幇助論争
ボタン1回で5分後に死亡 酸素を窒素に…低酸素症状態に
1回のボタンで死に至る「安楽死カプセル」が近い将来、スイスで使われるものとみられる。カプセル内の酸素を窒素に変えて低酸素症で死亡させるものだが、あまりにも簡単な方式のため、安楽死などの自殺幇助(ほうじょ)についての論争が再燃するものと思われる。
スイスの安楽死関連の人権団体「ラストリゾート」は17日(現地時間)、チューリッヒで開かれた記者会見で「カプセルを利用するために列に並んでいる人たちがいるため、まもなく使われる可能性が非常に高い」とし、「酸素なしで空気を吸って永遠の眠りにつくことほど美しい方法は他に想像できない」と明らかにしたと、AFP通信が報じた。安楽死カプセル「サルコ」は、オーストラリア出身の医師のフィリップ・ニチケ博士が作ったもので、窒素の費用の18スイスフラン(約3200円)だけを支払えば死に至ることができる機械だ。
使用方法は簡単だ。安楽死を望む利用者は、精神能力を含む医学的・法的要件にともなう診断を受けた後、紫色のカプセル「サルコ」に入ってふたを閉じる。機械からは「あなたは誰ですか」「どこにいますか」「ボタンを押せば、どのようなことが起きますか」などの質問が流れる。返事を終えた利用者にサルコは、「もしあなたが死ぬことを望むのであれば、このボタンを押してください」と案内する。利用者がそのボタンを押せば、空気中の酸素の量は30秒後に21%から0.05%に低下する。
以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/32584b391bad44bb5267709ab05eca7b6816c53b
7/21(日) 7:19配信 ハンギョレ新聞