体内でアルコール「醸造」 飲酒運転疑いの男性、無罪に―ベルギー
【ブリュッセルAFP時事】飲酒運転の疑いで起訴されたベルギー人の男性(40)が22日、体内でアルコールが生成される特殊な病気「自動醸造症候群(ABS)」を患っているとして、法廷で無罪となった。医師3人の診断を証拠とした。
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ABSは、胃腸に入った炭水化物が発酵することで血中のエタノール濃度が上昇し、酩酊(めいてい)の兆候が生じる。男性の弁護士によると、正式な診断を受けている人は、世界中で20人程度しかいないとされる。
男性は2022年4月、車を運転中に警察に止められ、呼気検査で法定基準を超えるアルコールが検出された。19年にも罰金と運転免許停止処分を受けており、これまで自分がABSであることに気付いていなかったという。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2024042300627&g=int
時事通信 外信部 2024年04月23日14時08分配信