12月15日、出会い系サイトで知り合った50代から60代の男性15人から約1億5400万円を
だまし取ったとして、詐欺罪に問われていた元看護師の西村恵梨奈被告(29)の裁判が大阪地裁で行われた。
西村被告は自称投資家の吉田清一被告(52)の指示のもと、被害者たちに恋愛感情を抱かせてカネをだまし取ったとされている。
西村被告には、懲役3年・執行猶予5年の判決が言い渡された。
「西村被告は ’20年9月から’21年8月にかけて、『さき』という名前でマッチングアプリに登録して男性たちとやり取りをしていました。
アプリでは次のように投稿していました。『年上が好きなんです。前は65歳の男性とお付き合いしていました』
『高齢者が好きで恋人になりたい』『お父さんぐらいの年齢に憧れます』と。
高齢男性が西村被告に食いつくと、すぐに『会えませんか』とメッセージを送信。
男性と会うなり真剣交際をにおわせながら、『大学の奨学金やカードローンで1500万円ほど借金がある』
『私が返さなかったら、弟が奨学金を借りれない』と不幸な身の上話を切り出し、複数回にわたって多額の金を詐取していました」(全国紙社会部記者)
「西村被告は大阪市立大医学部看護学科を卒業し、大学附属病院の看護師を経て事件の少し前まで大企業の保健師をしていた。
詐欺が行われていた当時、西村被告は27歳でしたが、被害者たちの間では真面目で誠実、優しい女性という印象だった。
さらに美人で愛嬌があり、そんな子に頼りにされてしまったら、断りようがない。西村被告はカネを
受け取ると、『お会いしたばかりなのに、そんなことまでしてもらって』と言って男性を近くのビジネスホテルに誘っていた。
部屋に入るなり1枚ずつ服を脱ぎ捨て、『すぐには返せないので、せめて私の身体でお礼を…』と
避妊具もつけずにわいせつな行為をして、男性たちを虜にしていた。ベッドの枕元では、男性に『借金があるから看護師を辞めたの。
返済すれば看護師に戻れる』と甘えた声で囁き、男性たちを『なんとかこの子を救ってあげたい。借金生活から抜け出させてやりたい。
看護師に復帰したら、結婚してくれるんちゃうか』という気持ちにさせていた。元看護師やから身の回りの面倒を見てくれるし、
この子が自分のものになるならと、被害者たちはカネを貢いでいたんです」(捜査関係者)
法廷では、「もし更正の機会を与えていただけるなら、前に進んでいきたいと思います」と話した西村被告。
新たな被害者を出さないためにも、真っ当な生活を送ってほしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3563f3401eddbb40b9358788c440c9e8675cb783