男子100メートル決勝はケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)が日本歴代7位タイとなる10秒03(追い風1・0メートル)で優勝した。ケンブリッジは「本当に苦しい期間が長く続いた。すごく遠回りした気もするが、本格的に9秒台も見えてきた」と笑顔で振り返った。
ケンブリッジは予選で自己ベストを上回る10秒05(追い風0・9メートル)をマークして決勝に進出。決勝では持ち味の中盤以降の伸びで桐生を振り切り快勝した。桐生祥秀(24=日本生命)は10秒06で2位、小池祐貴(25=住友電工)は10秒19で3位だった。
新ケンブリッジの本領を発揮した。昨シーズン終了後から新たにコンディショニングトレーナーとして、フィギュアスケート男子シングルからアイスダンスに転向した高橋大輔(34)を担当していた渡部文緒氏とタッグを組んで体のバランスを一から見直していた。
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