(麻央さん=仮名・23歳・大学院生)
実家が裕福だったせいか、私は幼い頃から常にチヤホヤされて育ちました。
ところが、最近、SNSで知り合った正人さんは、LINEで会話している時も一切私の機嫌を取ることはなかったんです。
最初のデートは、大きな病院の待合室でした。缶コーヒーを自販機で買って渡し、それからは無言。
この時、ハッとしました。以前、男性と待合室にいる夢を見ていたんです。
「初デートで病院はひどくないですか?」
「俺とだったら、どこにいても楽しいでしょう?」
「だけど、軽く扱われているみたいで傷つきます」
「くだらない理屈だね。それより、あの腰の曲がったおばあちゃんを見ろよ。あの人にも健康で美しい時期があったんだ」
彼はおそらく人生のはかなさを教えるためにここに連れてきたのでしょうか?
「俺はこの病院を知り尽くしている。来いよ」
彼は「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた部屋に私を案内します。そこは発電設備の機械室で、普段は誰も来ない場所でした。
「自家発電するの?」
「バカ言うな」
ドアを閉めるなり、いきなりキスで強引に唇を塞がれます。ほぼ同時に胸を揉みながら、スカートの中へ手が入って…。
割れ目に沿って撫でたり圧迫を繰り返され、当然、秘密の花園はしっとりと潤ってしまいます。
あまりにも感じてめまいがすると、太いガッシリした腕で「危ない」と支えてくれました。
「どうする? 結ばれるのが嫌なら俺は帰るけど…」
「して…ください」
こう囁くとショーツを下げられ、立ちバックで挿入されました。奥まで来た時、声を出すのを我慢していたら「ここは防音設計だから大丈夫」と言われます。
「ああっ、すごく気持ちいい。もうダメ、イッたぁ」
こんなに声を出したのは人生で初めて。2回目はお尻丸見えの状態で四つん這いにされ、再び後ろから肉杭をガンガン打ち込まれ、すぐに昇天しました。
事が終わって廊下を歩くと、看護師さんが彼に気づいて頭を下げます。
「あなたはここの人?」
「いや。内科医だったけど、現代医学に疑問を感じて、何年も前に辞めたよ」
さすがにこんな経歴の人と出会うなんて、夢にも思いませんでした。人って見かけによらないものですね。
(書き手・
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