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「HEARMET」は、被っていないかのように見えるバイク用ヘルメット。タイ チェンマイ在住のTIMSONさんが考案、製造しました。日本からも購入が可能です。
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TIMSONさんによるアーティスト活動の一環として制作された50個限定の製品。剃り跡の青々しさや首の後ろのたるみなど、坊主頭が細かいところまで再現されています。
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耳の複雑な形状も内部まで緻密に作り込んでいるのは驚き。ただし、この耳は固いのだそう。パンやクッキーの生地を作るときには「耳たぶくらいの柔らかさ」と言われますが、「HEARMET」の耳をつまんでも参考にならないのでご注意ください。
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アート作品らしいなと思わせるのはメット内部に貼付されたタグ。「I Hear!!! But I Don't Listen???」という警句が書かれています。複数の意味に解釈できる、興味深い言葉です。
行かれた方はわかると思うのですが、タイの道路にはノーヘルでバイクに跨る人が溢れています。では警察が取り締りをしていないか?と、いうとそんなことはなく、そこかしこで警察官に止められたノーヘルライダーを目にします。
ヘルメットを被らない理由を地元の人に聞くと、「警察に賄賂を渡した方が、ヘルメットを買うより安いからだよ」という答えが。これが本当なのか、観光客をからかったジョークだったのかは不明ですが、ジョークとして成立してしまう土地柄ということを念頭に置いて「HEARMET」をもう一度眺めると、なかなかに味わい深いですよね。ノーヘルだと思って止めたライダーが「HEARMET」を被っていて、賄賂を取れずにがっかりしている警察官が頭に浮かびます。
TIMSONさんは2019年12月7日に開催されるチェンマイバイクウィーク2019に、弟のKai Thekeeperさんと参加。シリアル番号1番の「HEARMET」をオークションに出品します。
またこのイベントでは、バイクのカスタムなどを仕事とするKai Thekeeperさんが、自身の作品を出展する予定となっています。
「いま、たまたまチェンマイにいるぞ!」という方、このイベントに出かけてみてはいかがでしょうか?バイク好きなアーチスト兄弟に会えますよ。
日本から「HEARMET」を購入する場合にはKai ThekeeperさんのFacebookからMessenger機能を使用して連絡を取ってください。価格は8,500バーツ(約3万500円)+送料となります。
Kai Thekeeperさんによれば、縁起の良いシリアル番号の振られた「HEARMET」(15個程度)は既に予約済みとなっているそう。欲しい方は急いだほうが良いかもしれません。
(本稿内の画像ははすべてKai Thekeeperさんより提供を頂きました。Kai Thekeeperさん、長時間にわたり取材に協力頂き、ありがとうございました)
他の画像はソースで
坊主頭をリアルに再現!バイク用ヘルメット「HEARMET」は、日本からも買えます [えん乗り]
https://ennori.jp/6730/timson-hearmet