国連総会第3委員会(人権)は14日、ミャンマーでのイスラム系少数民族ロヒンギャや他の少数派に対する迫害を非難する決議案を賛成140、反対9、棄権32の賛成多数で採択した。中国やミャンマーなどが反対、日本は昨年と同様に棄権した。
決議案はイスラム協力機構(OIC)と欧州連合(EU)の主導。ミャンマー代表は決議案を「異なる宗教社会間のさらなる緊張激化や分極化を招く」と批判。川村泰久国連次席大使は「国際社会は、ミャンマーの人権状況の改善へ関係国や東南アジア諸国連合(ASEAN)の具体的努力を支持し続けなければならない」と棄権理由を説明した。
国連総会委、ロヒンギャ迫害非難決議案を採択 日本は再び棄権:時事ドットコム
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