山梨県丹波山村の雲取山に登山に出掛け行方が分からなくなっていた神奈川県の女性が6日、7日ぶり発見、救助されました。
この間、飲まず食わずでしたが意識ははっきりしているということです。
7日ぶりに救助されたのは神奈川県川崎市のパートタイマー上野智美さん(48)です。
上野さんは先月29日から1泊2日の予定で丹波山村にある標高2017メートルの雲取山に1人で登山に出かけたまま行方が分からなくなっていて、警察と民間の団体が捜索を続けていました。
そして1週間がたった6日午前8時頃、捜索隊が登山道から外れた斜面で女性を発見し、その後、山梨県の防災ヘリ「あかふじ」によって県立中央病院に運ばれました。
警察によりますと、上野さんは道に迷い登山道を滑り落ちてしまいけがはなかったものの体力の消耗を避けるためその場で救助を待ち続けたということです。
上野さんは6日まで飲まず食わずでしたが意識ははっきりしているということです。
行方不明から1週間後の救出について県山岳連盟の小宮山稔会長は「体力を消費しないよう、動き回らずにその場でじっと待つ適切な判断が今回の生還につながったのでは」と話しています。
遭難から7日ぶり 神奈川の女性を救助 | UTYテレビ山梨
http://www.uty.co.jp/news/20190806/6165/