化学大手の「昭和電工」のグループ会社「昭光通商」が、4年前から合わせて130億円余りの売り上げを水増ししたなどとして、証券取引等監視委員会は2400万円の課徴金を科すよう金融庁に勧告しました。
勧告の対象になったのは昭和電工のグループ会社で、東証1部上場の昭光通商です。
証券取引等監視委員会によりますと、この会社は4年前に買収した子会社が実際には債務超過だったのに、10億円の損失を決算に計上しなかったほか、この子会社がおととし9月までの間に、複数の関係会社と繰り返した架空の取引による売り上げ、合わせて130億円余りを水増しして計上していたということです。
このため、監視委員会はこの会社が有価証券報告書にうその記載をしていたとして、2400万円の課徴金を科すよう金融庁に勧告しました。
昭光通商は「勧告を真摯(しんし)に受け止め関係者の皆様に深くおわび申し上げます」とコメントしています。
ソース
売り上げ水増し 昭和電工グループ会社に課徴金勧告 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181215/k10011747991000.html