立憲民主党は19日の衆院議院運営委員会理事会で、15日に衆院内閣委員会でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案の採決が行われた際、野党議員が議事を記録している速記者の業務を妨害したことを認め、謝罪した。自民党が指摘した。
議運委の与党筆頭理事を務める石田真敏氏(自民)によると、野党議員が速記原本を奪おうとして一部が破れた。委員長のマイクのコードも引き抜かれたという。議運委では1991年、衆院職員である速記者の職務執行を妨げないと与野党が申し合わせている。
野党筆頭理事の手塚仁雄氏(立民)は理事会で再発防止を約束した。記者団には「映像チェックでは誰が何をやったかまでは判断できなかったが、事実関係としては受け止める」と述べた。
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