(CNN) 米ニューヨーク州パットナム郡保安官事務所は14日までに、違法薬物所持の疑いでフロリダ州出身の49歳の男を逮捕した。男は逮捕前、購入した違法薬物の品質を検査してほしいと自ら警察に依頼していた。
警察によると、この男は12日に保安官事務所へ電話をかけ、自分が先週購入した薬物の検査を依頼した。覚醒剤のつもりでその薬物を使用したものの反応が良くなかったため、別の種類の薬物を売りつけられたと思ったという。
警察に品質を検査してもらった後で、売った人物を告発する考えだったとみられる。
保安官事務所はフェイスブックで「事務所まで来てもらえれば、薬物の品質を確かめることができると容疑者に告げた」と説明。男は車を運転して事務所を訪れ、透明に結晶化した物質を警察官らに渡したという。
検査の結果、物質は覚醒剤であることが判明した。男は違法薬物所持の容疑で逮捕され、郡の刑務所に収容された。
今回の事例を受け、保安官事務所はフェイスブックに「違法薬物を売りつけられたと思い当たるなら、われわれが無償で検査に応じる」と書き込んだ。
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