「トモダチ作戦」空母乗組員ら、1000億円 基金創設求め提訴
福島第一原発事故後のアメリカ軍による被災支援活動、いわゆる「トモダチ作戦」に参加した空母の乗組員らが東京電力に対し、およそ1000億円の基金の創設を求めて提訴しました。
東京電力によりますと、原告は「トモダチ作戦」のため東北沖に展開された空母「ロナルド・レーガン」の乗組員ら198人で、カリフォルニア州とワシントンDCの裁判所に現地時間の今月14日、提訴したということです。
原告側は東電側の不適切な原発設計や管理などによって事故が発生し、被ばくにより身体的な損害を受けたと主張。治療費用などをまかなうためにおよそ1000億円の基金を創設することや、各原告に対する損害賠償を求めているということです。
東京電力は「訴状の正式な送達を受けていないものの送達を受けた場合、適切に対処する」としています。
トモダチ作戦をめぐっては、去年の8月にも「ロナルド・レーガン」の乗組員らがカリフォルニア州の裁判所に訴訟を提起していましたが、今年1月に、その訴えは棄却されています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3321486.html