中国工業情報省の辛国斌次官は11日までに、ガソリンや軽油を燃やすエンジン車の生産・販売を禁止する検討に入ったことを明らかにした。
大気汚染が深刻化する中、電気自動車(EV)などへの移行を促す。
世界最大の自動車市場である中国がエンジン車禁止を急げば、日系を含む自動車メーカーは戦略変更を
余儀なくされそうだ。
エンジン車の販売を禁止する動きは欧州を中心に出始めており、英国とフランスは2040年までに禁じる方針を決めた。
辛次官は自動車業界のイベントで「既に関連の研究を始めており、中国としてのスケジュールを策定する」と表明。
次世代産業の柱とみられる分野で、中国が主導権を握りたい思惑をのぞかせた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091100661&g=eco