地下や頑丈な建物ってどこよ!/戸惑い広がる青森県内 「住民任せの避難」露呈
8/30(水) 12:10配信
北朝鮮が弾道ミサイルを発射した29日、緊張が一時走った青森県内では、「どこに逃げればいいのか」と戸惑った住民も少なくない。政府は、地下や頑丈な建物への避難を呼び掛けるが、県内には該当する場所が少ないのが現状だ。
ミサイル発射から到達予想までの時間も短く、県内の市町村は「現時点では一人一人の行動に委ねるしかない」と対応の限界を指摘。住民への避難誘導の在り方など多くの課題が浮かんだ。
県防災危機管理課によると、国民保護法に基づく県内の避難施設として、建物1495カ所、公園などの屋外368カ所の計1863カ所を指定している。このうちコンクリート造りの建物は683カ所。はっきりとした指定基準はないが、地震などの避難場所と同様に集会所やホールが多い。
避難場所は国や県のホームページなどで公表しているが「ミサイルの場合、逃げるいとまがなく、青森県には地下が少ない事情もあり、身を守る行動が優先される」(同課担当者)との理由で広く周知されていない。
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