埼玉県朝霞市で中学1年だった少女を誘拐し、2年余り監禁したなどとして、未成年者誘拐や監禁致傷などの罪に問われた寺内樺風(かぶ)被告(24)=東京都中野区=の論告求刑公判が25日、さいたま地裁(松原里美裁判長)であり、検察側は「2年間、被害者の貴重な時間を奪った」として懲役15年を求刑した。
寺内被告は2014年3月、少女を車で誘拐し、16年3月まで千葉市などの自宅アパートで監禁し、重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたなどとして起訴された。
少女は寺内被告が外出している隙に、当時監禁されていた中野区のアパートから逃げ出し、JR東中野駅の公衆電話から110番通報して保護された。
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