トランプ次期大統領 公約の一部を軌道修正か
アメリカのトランプ次期大統領は、「全面的に廃止する」と公約していたオバマ政権の医療保険制度改革を一部、維持することも検討していることを明らかにし、今後、選挙選で訴えていた過激な主張について、軌道修正を図るのか注目されます。
トランプ次期大統領は選挙に勝利したあと、初めてアメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のインタビューに応じ、11日、電子版に掲載されました。
この中でトランプ氏は、オバマ大統領が導入した医療保険制度改革、いわゆる「オバマケア」について就任後、早急に見直すとする一方、一部の項目については「気に入っている」と述べ、一部、制度を維持することも検討していることを明らかにしました。
この理由についてトランプ氏は、10日にホワイトハウスで行ったオバマ大統領との会談で、オバマ大統領から直接考え直すよう求められたからだとしています。
選挙戦でトランプ氏は制度を激しく批判し、全面的に廃止することを公約に掲げていましたが、早速、軌道修正した形で、今後、イスラム教徒の入国を禁止するといった過激な主張についても修正を図っていくのか注目されます。
またトランプ氏は、アメリカ各地でトランプ氏に反発するデモが起きていることを踏まえ、「国民が互いに愛し合える国にしたい」と述べ、融和を目指す考えを強調しました。
そーす http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161112/k10010766461000.html?utm_int=news_contents_news-main_001