「俺はエボラに感染している!皆、感染するぞ!」
と機内で叫んだ男性の冗談が冗談とは受け取られず、着陸した空港で、特別防護スーツとマスクを身に付けた医療部隊が機内に突入する騒ぎとなった。
身柄を拘束されたアメリカ人の男(54)は、フィラデルフィアからドミニカ共和国までの4時間の飛行中に、くしゃみをしていた。
それに加えて上記の発言をしたため、搭乗していた200人の乗客はパニックになった。
男にとってはほんの冗談のつもりだったようだが、乗客も乗組員もこれを冗談とは受け取らなかった。
プンタ・カナ空港に到着すると、防護服に身を包んだ4人の特別部隊が飛行機に乗り込んできた。
男は特別部隊に連行されながら、
「俺はアフリカから来たんじゃない。ちくしょう!」
と悪態をついていた。
その後、男はエボラには感染していなかった、と公式に発表された。どうやらただ、風邪を引いていただけだったようだ。
アフリカでは未だにエボラ出血熱による死者は増え続けており、先日はついにアフリカ外のスペインでも感染者が確認された。
エボラ出血熱の感染が世界中に拡大するのではと懸念される中、男の言ったジョークは、まったく笑えなかった。
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