核先制不使用宣言、困難か=有力閣僚や同盟国反対-米紙
【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12日、オバマ大統領が検討しているとされる核兵器の先制不使用宣言について、ケリー国務長官ら有力閣僚や日本などの同盟国が反対していると報じた。関係者は同紙に「実現の可能性は低くなった」との見通しを示した。
ケリー長官は核政策に関する討議の中で、米国の「核の傘」に依存する同盟国の懸念を指摘。日本や英国、フランス、ドイツ、韓国などが先制不使用宣言に危惧を示しているという。また、カーター国防長官も、米国の核抑止力に対する同盟国の不安を招きかねないとして反対した。(2016/08/13-22:59)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081300370&g=int