15日午前9時半ごろ、野田村の野田バイオマスパワーJP(大田直久社長)が同村野田に整備中の野田バイオマス発電所で、設備点検をしていた八戸市の会社員男性(28)が、蒸気が集まる円柱のドラム(高さ約1・5メートル、長さ約10メートル)に吸い込まれた。男性は頭や胸などを強く打ち、外傷性ショックのため久慈市内の病院で死亡が確認された。
久慈署などによると、「(男性が)ドラム内に吸い込まれていった」という目撃証言があり、同署が点検作業の手順やドラム内の気圧などの状況を捜査中。男性のほか、4人が付近で点検作業していた。
同発電所は、木質チップなどを燃やし、発生した蒸気で発電する仕組み。昨年3月に着工し、8月の商業運転開始を目指して5月から試運転中だった。ドラムは発電設備の一部で、点検のため11日から稼働を停止していた。
ソース
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160716_5