タカタのエアバッグ、最大4000万個のリコール要求 米当局
【ニューヨーク=中西豊紀】タカタのエアバッグ欠陥問題にからみ米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は4日、
同社に追加で最大4000万個のエアバッグ部品をリコール(回収・無償修理)するよう求めたと発表した。
これに伴いタカタ製品搭載車の世界でのリコール台数が1億台超に膨らむ見通しだ。巨額の費用負担は確実でタカタの経営に大きな打撃となる。
NHTSAはこれまでタカタに約2880万個のエアバッグ部品のリコールを求めており、
今回の要請でリコールが必要なエアバッグは約6380万個から約6880万個に増える。
リコール期間は2016年5月から19年12月まで。米国内を走る車の4台に1台がリコール対象になるとの試算もある。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN04H2M_U6A500C1000000/