【4月7日 AFP】中国・北京（Beijing）のホテルで、他の客らが通り過ぎる中、中国人女性が男に首を絞められ暴行され、誘拐されそうになる様子を捉えた監視カメラの映像がインターネットに投稿され、ソーシャルメディアには、映像の内容に対し多数の批判のコメントが寄せられている。
中国では最近、現場に居合わせた人々が事件を傍観するだけの出来事が度々話題に上っており、中国が傍観者たちの社会に変わりつつあるのではないかと議論が交わされている。
動画は、「ワンワン（Wanwan）」と名乗る女性が5日に投稿したもので、これまでに20億回以上再生されている。事件は低価格帯のホテルチェーン、イーテル（Yitel）ホテルの廊下で起きた。女性によると、男は女性の首を絞め、髪の毛を引っ張って、「あなたのことは知らない。放して！」と叫ぶ女性を誘拐しようとしたという。
1人のホテル従業員が通りがかったが、2人を恋人同士と思い、数分間にわたってそばで傍観した後、けんかは別の場所でやってほしいと告げたが、2人の間に割って入ろうとはしなかったという。
女性は、エレベーターで逃げようとしたものの失敗。現場を通りかかった別の女性に、ようやく救助された。
ワンワンと名乗る女性は「この出来事は5～6分で、複数の監視カメラで全体が捉えられてた場所で起きた。にもかかわらず、たった一人の警備員も、ホテル従業員も助けに来なかった」と嘆いた。(c)AFP/Becky Davis
以下ソース
http://www.afpbb.com/articles/-/3083289