【モスクワ時事】ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)がタックスヘイブン(租税回避地)の利用者としてプーチン大統領側近らの名前を暴露したことを「情報攻撃だ」と非難した。
その上で、約2年後に控える大統領選を前に「ロシアの政情を不安定化させることを目的としている」と主張。「ICIJが本当にジャーナリストかは疑わしく、多くは米国務省や米中央情報局(CIA)出身者だ」と決め付けた。
ペスコフ報道官自身も妻がオフショア(非居住者向け)企業に関与したと指摘されたが、これを否定した。また、やはり名指しされたウリュカエフ経済発展相は「理解できない」と一蹴した上で、検証のための情報公開を約束した。(2016/04/05-08:59)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016040500126