南相馬で山林に延焼、鎮火せず ごみ燃やしの火、強風にあおられ
3日午後4時5分ごろ、南相馬市原町区、藤原実さん(82)方から出火、木造2階建てと物置など計約2000平方メートルを全焼し、付近の山林に延焼した。
南相馬消防署によると、日没段階で山林の下草など2ヘクタールを焼き、燃え続けている。
同消防署によると、ごみを燃やしていた火が物置に燃え移り住宅に延焼、その後、強風にあおられ東側の山林に燃え移ったとみられる。周辺の住宅へ延焼の恐れはないという。
消防署と地元の消防団などが消火に当たり、住居は約3時間後に鎮火した。日没後は山林の消火が一時中止され、4日午前5時から再開される。
市は3日夜に災害対策本部会議を開き、対応を検討。
桜井勝延市長は内堀雅雄知事を通じて自衛隊に出動を要請した。
4日早朝からの情報収集や消火を求めている。現場は、県道原町川俣線から南側に約2キロの谷あいの地形で民家が点在。
山を越えた約1.5キロ東側に常磐道が走る。
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160404-063263.php
http://www.minyu-net.com/news/assets_c/2016/04/160404news2-thumb-300xauto-6368.jpg