兵庫県警の機動隊員2人が9~10月に相次ぎ自殺した問題で、
県警が「パワハラやいじめといえる言動はなかった」として同僚隊員らの処分を見送ったことが24日、県警関係者への取材で分かった。
県警によると、神戸市須磨区の独身寮で9月28日、当時23歳の男性巡査が首をつっているのが見つかり、翌日死亡が確認された。
10月6日にも寮で当時24歳の男性巡査が自殺を図り、同月15日に死亡。2人は同じ小隊に所属していた。
関係者によると、23歳の巡査が複数の同僚隊員の名前を挙げ、いじめを受けたとする趣旨の遺書を残していたため県警が調査したが、
自殺に直結するいじめなどは確認できなかった。
ただ、機動隊長(55)について「組織の適正な運営管理に徹底を欠いた」と本部長注意とした。
県警は23日、自殺した2人の遺族に調査結果を報告した。
県警監察官室は「このような事態が再発しないよう、風通しの良い職場作りに取り組む」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151224-00000537-san-soci