排ガス不正、「ミスの連鎖」が招いた=VWトップ
2015 年 12 月 11 日 06:51 JST
【ウォルフスブルク(ドイツ)】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の経営幹部は10日、排ガス不正問題について、米国市場でディーゼルエンジン車の大々的な販売努力を始めた2005年以降の「ミスの連鎖」と、10年にも及ぶ不正の継続を許してしまった規制破りに「寛容な文化」が招いたとの見解を示した。
VWのハンスディーター・ペッチュ会長とマティアス・ミュラー最高経営責任者(CEO)はこの日、2時間にわたる記者会見で、「所定の時間と予算の枠内で」米国の厳しい排出基準を合法的に満たす方法がないことが明らかになった後、技術者らがディーゼル車の多くに窒素酸化物(NOx)排出量を不正操作するソフトを導入したと認めた。ただ、詳細にはほとんど言及しなかった。
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http://jp.wsj.com/articles/SB12063707009372514535404581408383820552962