南スーダンPKO部隊 出発へ 11月18日 19時03分
名古屋市の陸上自衛隊守山駐屯地の部隊が国連のPKO=平和維持活動のため、アフリカ・南スーダンに新たに派遣されることになり、18日、壮行会が行われました。
安全保障関連法がことし9月に成立して以降、初めての派遣される部隊になりますが中谷防衛大臣は、この法律に基づいた新たな任務は追加しない考えを示しています。
名古屋市の陸上自衛隊守山駐屯地には、11月下旬以降、順次、南スーダンに派遣される約350人の隊員が集まりました。
壮行会で守山駐屯地にある第35普通科連隊の連隊長で派遣部隊の隊長を務める相園和宏1等陸佐が「派遣準備完了」と報告しました。
今回、派遣されるのは、主に愛知県内の部隊の隊員だということで、 12月中旬から約半年間、国連のPKOとして、南スーダンの首都ジュバを拠点に道路整備などにあたります。
ことし9月に成立した安全保障関連法は来年3月までに施行されますが、今回、派遣される部隊について、中谷防衛大臣は、武器を使ってほかの国の部隊などを救援する駆け付け警護などの新たな任務は追加しない考えを示しています。
相園隊長は「国会の審議中、隊員たちに少しは不安があったと思うが今は払拭されている。自衛隊の活動地域は限定され、危険な状況ではないが、安全確保に十分注意したい」と話していました。
また、派遣される隊員の妻は「国のためにしっかり仕事をして無事に帰ってきてほしい」と話していました。
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